ブラジル暮らし〜食〜その1

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    JUGEMテーマ:海外生活
    少し間が開いてしまったけど食編です。


    レストラン
    ブラジルのレストランの大まかな仕組み。

    ポルキロ(por kilo)
     ビュッフェ形式みたいに料理が並んで好きなものを取っていく形式だけど、食べ放題ではなく量り売り。お肉でも野菜でも重さあたりの値段は一緒。ケーキ屋さんでも量り売りだったり、と色んなお店でこのシステムが多い。小腹が空いた時に寄ってフライドポテトをほんの少し、ってのも許されるのでなかなか便利なシステムだと思う。

    ホジジョ(Rodizio)
     食べ放題、だけど仕組み的にはオーダー制のバイキングって感じかな。ホジジョ用のメニューに書いてある食べ物をオーダーしてどんどん持って来てもらう。日本食レストランはホジジョ多い気がする。ピザのホジジョは店員さんが持って周って来てくれる。シュハスカリアも基本的にホジジョかな。

    ビュッフェ(bufe)
     bufeと言ったりa vontade(ア ボンタージ:ご自由に)と言ったり。日本のビュッフェと一緒。
     
    デリバリー
     車で道を走ってれば配達のモトボーイが多いことに気付く。デリバリー文化が発達していて、多くのレストランがデリバリー可だったりする。

    ランショネッチ
     軽食屋さん。街角にいっぱいあるよ。後述するサウガードやらサンドイッチやらいろいろ売ってる。昼間からおっちゃんたちがビール飲みながらトランプやってるイメージが強い。コーヒーが1杯R$1.5(約60円)とかで飲めたりする。

    パダリア
     パン屋さん。ガソリンスタンドにしかコンビニ(not24時間営業)がないブラジルのコンビニ的存在。店内で飲み食いできるところも。パンは勿論、ペットボトルの飲み物・ハム・チーズ・お惣菜・お菓子・雑誌等買えたりする。スーパーより高めの値段設定だけど、やはり便利なため利用する人は多い。24時間営業ではない。


    レストランの基本として、原則テーブルチェック。チップ不要(10%のサービス料がかかってることが多い)。パダリアや高速のサービスエリアでは伝票もしくはバーコードが付いてる札が渡され店内ではそこに値段を付けてもらい、出口にレジがあるのでそこでまとめて精算、という合理的な仕組みの所が多い。

    他には意外と日本より衛生管理の意識が高い気がする。
    厨房の人とかは必ず不織布みたいなのでできたネットを頭にかぶって髪の毛が落ちないようにしているし、ちゃんとしたレストランではギャルソンがカトラリーをお客の所に置くときは素手で持たなかったりする。ギャルソンの意識も高くて、常にお客のことを見ているので飲み物がなくなれば訊きに来てくれるし、レストランによっては飲み物のサーブまでギャルソンがしてくれる。ブラジルでは2〜3人分の量の料理が多いので大皿から取り分けるのもギャルソンの仕事。常に見られてる感はあるけど、日本よりちゃんとした接客だなと思います。もちろん細やかな接客・サービスは日本が断然凄いけど、上記の内容が日本のレストランに広く行き届いているかというとそうではないと思う。


    ブラジル料理
    フェジョンフェイジョアーダムケッカシュハスコ…色々あります。(それぞれwikipediaへリンクしてるので、興味があれば見てみてね)。嬉しいのが、口に合わない!という料理がほとんどないこと。どれもこれも美味しいんだよね。

    サウガード(salgado)
     もともとsalgadoはしょっぱいっていう意味なんだけど、ランショネッチでよく売っている惣菜パンとか手軽に食べられるようなものの総称。

    特に私が好きなのはパステウとコシーニャ。

    パステウ(pastel)はブラジル版春巻き。フェイラ(青空朝市)に行くとよくお店が出ていて、色んな種類のパステウが売ってるし、注文してから揚げるのでとっても美味しい。私が好きなのはcarne com cheddar(牛挽肉とチェダーチーズ)。ポル語の先生のオススメはcamarao com catupiry(エビとクリームチーズ)だそう。


    フェイラで食べるパステウはモーニング代わり

    コシーニャ(Coxinha)はブラジルのチキンコロッケ。チキンをほぐして味付けしたものをマッシュポテトで厚く包んで衣を付けてあげたもの。可愛い涙型をしていますが、語源は太ももの"coxa"から。inhaは小さいものに付ける言葉。鶏モモに似てる形だからかな。

    ポンジケージョはもちもちのチーズパン。ミスドのポンデリングのモデルになったとか。ホットケーキミックスのように簡単に作れる粉が売ってるので、お土産にも良いかも。他にもアラブ料理のエスフィーハキビも移民によって持ち込まれ、今では代表的なブラジルのサウガードとして定着しています。

    このサウガードはだいたいR$3.00(約120円)で買えるのでお手頃。日本のコンビニで売ってるアメリカンドッグとか肉まんみたいな感じなのかな?


    ドッセ(doce)&ソブリメーザ(sobremesa)
    doceは甘いという意味。なので日本でいうスイーツですね。ソブリメーザはデザート。
    ブラジル料理は甘いものは甘く、塩辛いものは塩辛い、という大変わかりやすい味付けであります(笑)。ドッセで有名なのはブリガデイロベイジーニョかな。お誕生会で大量に出現します。が、おそらく日本人は苦手なくらいの甘さです。コンデンスミルクがこれでもか!というくらいに入ってます。

    他にはシュホス。これはチュロスのポル語読み。ドッセ ジ レイチというコンデンスミルクを茶色になるまで煮詰めたもの(?)をかけたり付けたりすることも多い。これを少な目にすればとっても美味しい。

    プリンはプディン ジ レイチ(pudim de leite)と言って、めちゃ甘!日本のプリンのぷるるんな食感に対してブラジルのプリンはぶるるんというかぶよぶよというか、とにかく弾力があってどっしりしています。

    デザートの定番はクレーム ジ パパイヤとかプチガトーかな。
    クレーム ジ パパイヤはパパイヤとバニラアイスをミキサーでミックスして、そこにカシスリキュールをかけるというもの。パパイヤが消化に良いんだよ、とシュハスコの後のデザートとして食べるブラジル人多し。さっぱりしてて大好き!


    クレーム ジ パパイヤ

    プチガトーはガトーショコラもしくはブラウニーのアイス添えです。ガトーショコラだと甘さ控えめなものが多いので、日本人の口にも合うと思います。

    書きたいことが多すぎるのでその2につづく。


    ブラジル暮らし〜衣〜

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      ブラジル生活1周年企画でブラジルの生活について書いていこうと思います。まずは衣食住の衣から!

      洋服
      洋服を買うにあたって一番手軽なのが、スーパー内の一角の洋服売り場。店員さんもいないので、カートに入れて他の食料品とかと一緒に会計できます。まあしまむら的な感じかな。家にいることが多いので、部屋着用のTシャツとかはここで安く買ったりします。こういうところのものは安かろう悪かろうなことが多い気がするけど、消耗品と思えば気になりません。

      普通の洋服屋さんは担当制が徹底していて、入店すると必ず一人担当がつきます。なのでブラジルに来て最初の内はハードルが高くてなかなか行けませんでした。
      とりあえず話すのに困ったら、魔法の言葉「estou só olhando(見てるだけー)を唱えてみましょう。欲しいものがあるなら伝えれば色々とオススメしてくれます。

      ブラジルの洋服は可愛いものがあまりない、という人もいるみたいだけど私がウィンドウショッピングする限り、私好みの服は結構ありそうな感じ。しかしこちらに来て太ってしまったのでまだあんまり服は買いたくない

      ショップの店員さんもアルバイトはほとんどいない気がします。ちゃんとしたところだとお客さんを見ただけでぴったりサイズのものを持って来てくれます。特にブラジル式のサイズ表記が分からない時は助かるんだよね。裾直しもちゃんとしてくれるし、びっくりしたのは夫がYシャツを買う時に、袖丈までお直ししてくれたこと!



      日本より靴屋さんはたくさんある気がする!
      私は足のサイズが24.5cmで甲の幅も広いので日本で靴を探すときは苦労したけど、こちらはサイズも豊富だし、ぺたんこ靴からピンヒールからサンダルまで種類もデザインも豊富。ブラジルに来てから3足は買ったかな。Havaianasのサンダル入れたら6足だ。

      因みにブラジル式の靴のサイズ
      23.5cm→35
      24.0cm→36
      24.5cm→37
      と0.5cm刻みで一つずつサイズが変わります。


      アクセサリー
      ブラジルのアクセサリーは大振りなものが多いです。

      ピアス

      ピアスもこんなに目立つものがたくさん売ってます。が私はピアスの穴を開けていないので買えません。こちらでは女の子は赤ちゃんのうちにピアスを開けてしまうのでイヤリングはほとんど売ってません。アクセサリーパーツ屋さんに行けばイヤリングの金具が買えるので、それを使ってイヤリングを自作したり、かったピアスをイヤリングにリメイクしたりしています。


      水着
      日本は水着はシーズン中しか取り扱ってないけど、こちらでは年がら年中売ってます。一応シーズンオフの時は安売りになってるけどね。水着屋さん、というのが成立するのはブラジルならではな気がします。


      ブラジルで初めて買ったビキニ

      女性用の水着はポルトガル語で「ビキニ」というくらいビキニタイプが一般的。小さい女の子が来てるビキニも凄く可愛いんだよ。
      値段も日本ほど高くないのであと何着か買ってしまいたいところですが、ダイエットが成功したご褒美にとっておこうと思います。


      洗濯
      私が住んでるアパートには洗濯機を置けるところがなく、かわりに最上階にランドリールームがあります。そこには洗濯機3台と乾燥機1台があって住人は自由に使用できます。
      …といっても洗濯物を持って最上階まで行って洗濯するのは正直面倒臭いです。3台あるとはいえ、行ってみたら全部使用中でまた部屋に戻るなんてこともしばしば。

      ブラジルの洗濯機は中心に羽根つきのスクリューみたいなのがあって、これでガシガシ汚れを落としているようです。


      この真ん中の白いやつ

      ブラジル人に「日本にはこの真ん中のはない」と言ったら「じゃあどうやって汚れを落としてるの?」と訊かれてしまいました(笑)。

      こいつのお陰でそのまま洗濯すると服がすぐ傷んじゃいます。なので私はなるべく洗濯ネットを使うようにしてます。
      普通のコースで洗濯すると2,3時間は平気でかかるので、日本の洗濯機は優秀だったなーと思うのです。埃取りもないので、100均で買って持ってきた埃取りネット大活躍だし。洗濯ネットと埃取りネットを見た前述のブラジル人は「日本には便利グッズがたくさんあるのね」と感心しておりました。

      洗剤・柔軟剤はブラジル製のもの、お洒落着洗い用の洗剤は日本から持ってきたものを使っています。柔軟剤は去年か今年にダウニーが発売開始になってます。

      私がびっくりしたブラジル人の習慣。
      何でもアイロンをかける!
      ブラウス・YシャツだけではなくTシャツにも、果ては下着のパンツまで!熱で殺菌するため、ということらしいです。因みにブラジルは外に洗濯物を干すのが禁止されていて、基本部屋干しです。

      なんで私がこんなことを知ってるかというと、ブラジルではお金に余裕があるお家はファシネイラ(掃除婦)もしくはエンプレガーダ(お手伝いさん)を雇うのが一般的で、私のアパートのランドリールームではファシネイラさんがよく洗濯をしていて、その場でアイロンがけもしているからなのです。


      こんな感じでざっと衣編書いてみました。


      一年経ちました

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        JUGEMテーマ:海外生活

        一年前の今日12/16、私はスーツケース3つと共にブラジルの地に降り立ちました。
        初めて一人で乗る国際線、トランジット待ち込みで30時間越えのフライト、見知らぬ異国。

        楽しみと不安がない交ぜになった状態で始まったブラジル生活、最初のころは引きこもりがちだったけど今では友達もたくさん増えて楽しい日々を送っています!

        ということでブラジル生活一周年!わーい

        普段は写真多めの記事を書いているけど、一周年企画でブラジルの暮らしについて色々真面目に書いて行こうと思います。もっとブラジルを紹介したい。
        今年中に書ききれると良いな!


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