JUGEMテーマ:海外生活
3月7日〜9日、ミナスジェライス州の州都ベロオリゾンチで行われた日本祭りを手伝いに行って来ました!!
もともとFacebookの知り合い(会ったことはない)の知り合いの知り合いがたこ焼きとお好み焼きを焼ける人を探していて、ソロカバのたこ焼き番長こと私が名乗りを上げたという経緯です。
直接知っている人ではないのでちょっとばかりの不安はありましたが、結果的にはとても良い人だったし良い経験ができました。
祭りは金〜日の三日間。前日(木曜)の準備と仕込みのために水曜の夜に夜行バスでソロカバを出発。約10時間の道のりで朝7時頃ベロオリゾンチ(以下BH)へ到着。BHは以前オーロプレットに旅行するために飛行機で降りたっただけで観光とかは全くしたことがなく。
依頼主のチアゴ。日系3世、昔ブラジルでスカウトされて日本の社会人リーグで野球をやってた人。日本語ペラペラ。超良い人だった。彼女のサユリさん(日系3世、日本語はほんのちょっとだけ、菊池凜子似)と一緒に大きなイベントで輸入品の鍋を売ったり日本の便利グッズを売ったり、日系のお祭りではたこ焼きやお好み焼きなどの日本食を売っているそう。
今回集まったのは日本人でこちらに移住(?)してきた男性二人とネイティブレベルの日本語を喋る3世の女の子一人と私。全員が初対面。
木曜は朝から夜までずっと設営のお手伝い。
祭り一日目は金曜ということもあり比較的お客さんが少ない方だったけど、私たちの日本食レストランは人手が足りてないのでそれでもなかなか大変でした。特にたこ焼きは私とチアゴしか焼ける人がいなくて、チアゴはたこ焼きとお好み焼きの生地をつくらなきゃいけなかったり色々忙しく動き回っていたので、私はひたすらたこ焼き用の鉄板の前でたこ焼きを焼き続けていました。
途中テレビの取材が来てチアゴがインタビュー、その後ろで私がたこ焼きを焼いているところを撮影されました。ローカルニュースだったようですが、記念すべき私のブラジルテレビ初デビュー。
土曜は休日なだけあってお客さんが格段に増える!そして日曜は本当にお客さんが途切れる時間がなかった!焼いても焼いてもどんどん出ていくたこ焼きとお好み焼き。そして何人かに「あなたをテレビで見たわ!」と言われて有名人気分。
思ってたよりポルトガル語での接客ができたのが今回の収穫。そしてミナスの人(ミネイラ)はサユリさんがシンパチコ(=人懐っこい)と言っていた通り、たこ焼きが出来上がるまで待たせてしまっても「いいよいいよ」ととても優しかった。
ミナスはサンパウロに比べると日本人・日系人が少ないので、お好み焼きやたこ焼きを初めて目にする・食べるという人がほとんど。鉄板に生地を流し込んでピックでくるくると回していくとボール型になるのがとても面白いらしく、鉄板の前で立ち止まってくれる人が多かった。味の方もなかなか好評でした。ソースはチアゴが野菜を煮込んで作った自慢の自家製ソースだしね。(ちなみに外がカリカリ、中がふわっと、という食感はブラジル料理ではあまりないらしく、「中が生焼けなんじゃないか」と言う人もいましたがちゃんと説明して納得してもらいました)
ちなみにたこ焼きはボリーニョ コン ポウヴォ(bolinho com polvo)。ボリーニョは小さいボール型の食べ物のことをこう呼ぶので、タコ入りのボリーニョという意味。
お好み焼きはパンケッカ ジャポネーザ(panqueca Japonesa)。日本のパンケーキという意味ですね。パンケーキは甘いものもしょっぱい方も両方あるのがブラジルです。ピッツァ ジャポネーザと言う人もいました。
最終的にはお好み焼き1000食、たこ焼き800食を売り上げました!たこ焼きは1食6個入りだったので単純計算で4800個ものたこ焼きを焼いたんだなあと驚き。
二日目終了後
22時までって結構遅くまでやるんだよね。最初は知らなかった。結局人が足りてなかったので三日間とも昼食夕食の時間もなく、トイレにも行けず働きつづけました。あまりにも忙しすぎると食欲ってなくなるんだなぁ、と。隣のレストランがSUSHIバーだったので、手巻き担当のお兄さんが手巻きを差し入れてくれたの食べたりはしていたけど。でも久し振りに労働の充実感を味わうことができました。そうなの、私は働くことが大好き。
そうは言っても肉体労働。そして慢性的に運動不足の身。もともと姿勢が悪いので立ちっぱなしはすぐに腰にくる。途中でしゃがんだり屈んだりすることが困難に。そして一日目の夜は右腕が猛烈に痛くなり夜中何度も目が覚める。生地を鉄板に流し込むのも(生地を入れたボトルが結構重い)、たこ焼き焼くときにピック使ってくるくるするのも(ちょっと焦げ付くと回すのに力がいる)、ソースとマヨネーズをかけるのもぜーんぶ右手!そのせいで右腕にかなりの負担がいってたみたいです。3日目の夜はドラッグストアに寄ってもらってサロンパスを購入。パッケージはポルトガル語だけど中のフィルムは日本語でした。
足裏×2、腰、右肩、右腕と贅沢に5枚使い
月曜の13時半頃にチアゴの車でBHを出発し、途中でミナス名物のケージョフレスコ(チーズ)を買ったり、通りがかったペレの生まれ故郷トレイス コラソインス(tres coracoes)では高速沿いにペレの像が立っているのを見たりして、再び10時間かけてソロカバへ帰り着きました。
トレイス コラソインスは3つのハートという意味
普通に暮らしてたらなかなかできない体験をすることができて良かったし、何より誰かの役に立つことが出来たのが嬉しい。ブラジル人に美味しいって言ってもらえたのも本当に嬉しかったな。思い切って飛び込んでみて良かった!
- 2014.03.14 Friday
- ブラジル人と交流
- 11:31
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- by 雪子(yukiko)